Wi‑Fiが届きにくい部屋があると、
- 中継器を置くべき?
- それとも最近よく聞く「メッシュWi‑Fi」?
と悩む方は多いと思います。
前回までの記事では、
- Wi‑Fiが不安定になる理由
- 有線LANが安定する理由
を解説しました。
今回はその続きとして、**「無線のままで安定性を高める方法」**である
👉 メッシュWi‑Fi
について、
- 中継器との違い
- 空間構造(家の間取り・壁・距離)との相性
という視点から、初心者向けに整理します。
そもそもメッシュWi‑Fiとは?
メッシュWi‑Fiとは、
複数のWi‑Fi機器(ノード)が網目(メッシュ)状に連携し、 家全体をひとつの大きなWi‑Fi空間として覆う仕組み
です。
ポイントは、
- 親機・子機という上下関係が弱い
- それぞれが状況に応じて最適な経路で通信する
という点にあります。
中継器とは何が違うのか?(結論)
まず結論から言うと、
中継器=一本橋
メッシュWi‑Fi=道路網
という違いがあります。
以下で順に見ていきましょう。
中継器の仕組みと限界
中継器は「電波をコピーしている」だけ
Wi‑Fi中継器は、
- 親機の電波を受信
- それをそのまま再送信
しているだけの装置です。
そのため、
- 親機〜中継器の電波が弱いと
- 中継器〜端末も弱くなる
という構造的な弱点があります。
空間構造的に見る中継器の弱さ
家の中のWi‑Fi環境は、
- 壁の材質(コンクリート・鉄骨)
- 階層(1階⇔2階)
- 家電や家具の配置
といった空間構造に強く影響されます。
中継器は、
- 「ここに置けば完璧」という一点依存
- 置き場所を間違えると逆効果
になりやすく、
👉 空間が複雑な家ほど不安定
になりがちです。
メッシュWi‑Fiの仕組み
ノード同士が連携している
メッシュWi‑Fiでは、
- 複数のノード(機器)が
- 常に通信状態を監視し
- 混雑・電波状況に応じて経路を切り替えます
つまり、
「一番近い機器」ではなく
「一番安定して速い経路」
を自動で選びます。
空間構造との相性が良い理由
メッシュWi‑Fiが強いのは、
- 廊下で曲がっている
- 壁が多い
- 縦方向に広い(2階建て以上)
といった現実的な住環境です。
理由は単純で、
- 電波を「点」でなく「面」で配置できる
- どこかが弱くても別ルートがある
ためです。
これは、
- 一本道の中継器
- 一本道が切れると終わり
という構造とは根本的に異なります。
例えるなら:人の移動
- 中継器:
- 一本の通路
- 混雑・障害物で止まる
- メッシュWi‑Fi:
- 複数の道
- 渋滞を避けて迂回できる
通信の安定性は、
👉 速さより「逃げ道の多さ」
で決まることが多いのです。
メッシュWi‑Fiのデメリット
もちろん万能ではありません。
- 機器が高価になりやすい
- 初期設定がやや複雑
- 有線LANほどの安定性は出ない
という点は理解しておく必要があります。
ただし、
- 有線を引けない
- 家全体をカバーしたい
という条件では、
👉 中継器より圧倒的に成功率が高い
選択肢です。
ここまでの整理
- 中継器は「電波の延長」
- メッシュWi‑Fiは「空間全体の再設計」
前回の記事で紹介した
- 有線LAN=最強の安定性
には及びませんが、
無線でできる限界点を押し上げる技術
がメッシュWi‑Fiです。
メッシュWi‑Fiおすすめ機種 比較表
| 製品名 | Wi-Fi規格 | 想定カバー範囲 | 特徴 | 向いている人 | 商品リンク | |
|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | TP-Link Deco M4 | Wi-Fi 5 (AC1200) | 戸建て・中規模 | 価格が安く設定が簡単 | 初めてメッシュWi-Fiを使う人 |
Amazon
|
![]() | Xiaomi AX3000 NE | Wi-Fi 6 | 戸建て・やや広め | 高コスパ・速度と安定性のバランス | 家族利用・端末が多い家庭 |
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|
![]() | eero Pro 6E | Wi-Fi 6E | 広い戸建て | 6GHz帯対応で混雑に強い | 安定性最重視・広い家 |
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|
![]() | TP-Link Deco BE3600 | Wi-Fi 7 | 広い戸建て | 最新規格・将来性が高い | 長く使いたい人・新規導入 |
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|
※ カバー範囲は2〜3台構成を想定しています。家の間取りや壁材によって体感は変わります。
メッシュWi-Fiは複数台を最適な場所に設置することで効果を十分に発揮できます。 複数台購入をご検討ください。
補足:どれを選べばいい?
- とにかく簡単・安く → Deco M4
- 今どきの性能をコスパ良く → Xiaomi AX3000 NE
- 混雑しにくさ・安定性最優先 → eero Pro 6E
- 将来性重視・買い替えたくない → Deco BE3600
このように、メッシュWi‑Fiは「家の広さ」と「求める安定性」で選ぶのが基本です。
Wi-Fiが不安定な場合の基本は有線LANの見直し → 関連記事はこちら





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