本記事は
「ゲームがラグい家庭のためのネット回線・接続講座」シリーズの一部です。
今回は「Wi-Fiルーターを強くすれば解決するのか?」を整理します。
ゲームがラグいと、真っ先に
「Wi-Fiが弱いのでは?」
「ルーターが古いのでは?」
と考える方は多いと思います。
実際、Wi-Fiルーターを見直すだけで改善する家庭もあります。
ただし、Wi-Fiの仕組みを知らないまま機器を買い替えると、
- 期待したほど改善しない
- 中継器を足して逆に不安定になる
といったケースも少なくありません。
この記事では、
Wi-Fiがラグくなる代表的な理由と
最低限知っておきたい基礎知識、
その上でルーターや中継器をどう選ぶべきかを解説します。
Wi-Fiがラグくなる主な理由
まずは原因を整理します。
多くの場合、原因は1つではなく複数が重なっています。
電波が弱い
Wi-Fiは電波です。
ルーターの性能や設置場所によって、電波の届き方が大きく変わります。
- ルーターが部屋の隅にある
- 家具の裏に隠れている
これだけでも体感は変わります。
遮蔽(壁・床・家具)がある
Wi-Fiは、
壁・床・金属・水分に弱いという性質があります。
- 階をまたぐ
- コンクリート壁
- 大型家具や水回り
これらがあると、速度よりも安定性(ラグ)に影響が出やすくなります。
距離がある
単純に、
ルーターから遠いほど不利です。
特に子供部屋がリビングから離れている家庭では、
「速度測定では速いのに、ゲームだけラグい」
という現象が起きやすくなります。
Wi-Fiの規格(IEEE)が古い/対応していない
ここは意外と見落とされがちです。
Wi-Fiには
IEEE 802.11〇〇(いわゆる Wi-Fi 5 / 6 など)
という規格があります。
古い規格の場合、
- 同時接続に弱い
- 遅延が増えやすい
といった問題が起きます。
最低限知っておきたいWi-Fiの基礎知識
ここからは「難しすぎない範囲」で整理します。
2.4GHz と 5GHz の違い
よく聞くこの2つ、役割が違います。
- 2.4GHz
- 遠くまで届きやすい
- その代わり混雑しやすい
- 5GHz
- 速度・安定性に有利
- 壁や床に弱い
👉 ゲーム機は、
可能なら5GHz、無理なら2.4GHz
という考え方でOKです。
IEEE(Wi-Fi規格)で何が変わるのか
簡単に言うと、
- 新しい規格ほど
同時接続・遅延対策が強い
例:
- Wi-Fi 5(11ac)
- Wi-Fi 6(11ax)
ゲーム用途では、
速度より「混雑に強いか」が重要です。
電波の“渋滞”がラグを生む
Wi-Fiがラグくなる最大の原因は、
電波が混み合うことです。
- 家族のスマホ
- タブレット
- テレビ・家電
これらが同時に通信すると、
ゲームの通信が後回しにされ、ラグが発生します。
まず試したい基本的な対策
機器を買う前に、ここは必ず確認してください。
- ルーターの設置場所を中央寄りにする
- 可能なら床置きではなく高めに
- 5GHzに接続できているか確認
これだけで改善する家庭もあります。
出力が高めなWi-Fiルーターは有効か
効果が出やすいケース
- 部屋数が少ない
- 平屋・ワンフロア
- 接続台数が多すぎない
この場合、
処理能力の高いルーターに変えるだけで
ラグが減ることがあります。
効果が出にくいケース
- 階をまたぐ
- 子供部屋が遠い
- 集合住宅で電波干渉が多い
この場合、
ルーターを強くするだけでは限界があります。
上の条件に当てはまる家庭であれば、
処理能力が高く、設定が難しすぎないWi-Fiルーターを選ぶことで、
ラグが改善する可能性があります。
↓【おすすめルーター例】
中継器という選択肢(注意点あり)
Wi-Fi中継器は、
- 手軽
- 安価
というメリットがあります。
ただし、
- 切り替えが不安定
- 再起動が必要になることがある
など、ゲーム用途では相性が出やすいのも事実です。
👉
「とりあえず届かせたい」ならアリ
「安定させたい」なら慎重に
ここは重要な分岐点です。
中継器を使うなら、
設定が簡単で、再起動がしやすいモデルを選ぶのが無難です。
↓【シンプルな中継器例】
まとめ:ルーター強化は“第一段階”
Wi-Fiがラグい原因は、
- 電波
- 距離
- 遮蔽
- 規格
- 混雑
が絡み合っています。
ルーターを強くするのは第一段階として正しい判断ですが、
それで解決しない家庭も少なくありません。
有線LANがなぜ安定するのか、
そのメリット・デメリットは次の記事で整理します。
▶(記事②:有線LAN編 へのリンク)
そして、
有線が引けない家庭の現実的な解決策については、
次回、詳しく解説します。

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