sPeaks friends イラストレーター 木内達朗氏

One of sPeaks friends 木内達朗氏を、御紹介致します。

まだ、具体化していないので、詳しくは書けないのですが、
sPeaksが、次回イラストレーションをお願いしたいのが、木内達朗氏である。
木内氏のイラストレーションといえば、最近の版画風イラストレーション、
油絵の作品、オイルパステルの作品、どの作品をとっても、共通する特徴がある。
それは、どの作品にも血が通っているのだ。
臭い表現だが、本当だからしょうがない。実に温かいのだ。

私は、木内氏の作品は、全てと言ってもよいぐらい、好きなのですが、
特に、木内氏が描き出す女性が、私はすきです。非常に好みなのである。
彼の描く女性は、いつも洗練されていて、頭が良さそうなのである。
それでいて、ツンケンしていなくて、優しそうなのだ。
母親の温かみを備える女性とでも言うのだろうか?

女性だけではなく、彼の描く家族や、動物、そして物でさえ温かい。
しかし、温かくとも、日常になっていない所が凄いのである。
分かりやすく言えば、家族旅行で軽井沢にでも行った時の感覚であろうか?
いつもの家族なのだけれども、テニスなんかしちゃったり、
ペンションに泊まったりしちゃったり、
なんだか少しだけ日常から飛び出した、非日常というのだろうか?
普段着ではなく、よそ行きの一張羅を着て、うどんをすするという感じだ。
分かりやすく言えなかったですね。すいません。

次は、技術的な事に触れてみたいと思います。
木内氏の技術で、ずば抜けて優れた所は、やはり構図であろう。
何をどう表そうとしているか、その選択眼と言っても良いかもしれない。
誰も、立ち止まらない場所で、彼は立ち止まるのだ。
そして、それを分かりやすく我々に、
イラストレーションという形で、届けてくれるのである。
そして、その道具として、色や形を思いのままに操るのである。
アメリカ在住の、ある著名なイラストレーターが、言っていた言葉を思い出す。

「色をうまく使う奴はいる、形をうまく使う奴もいる、
 しかし、両方を使いこなせる奴はなかなか居ない。」

木内氏は、そのなかなか居ない奴なのである。
我々は、日常の色々な場面で、
彼の作品に、リアルタイムで触れられるというのは、
実はもの凄く贅沢な事なのだ。

Norman Rockwellや、N.C.Wyethと同様に、
私は彼の作品はイラストレーションとも言えるが、
絵(ファイン・アート)でもあると、私は思う。
彼独特の柔軟性、そして緻密性が、絵を洗練させる。
それでいて、見る物を絵の中へと、受け入れるというか、誘い入れる。
良い意味で、絵に隙があるのが、気持ち良いのである。
その隙で、彼は我々とコミュニケーションしているのである。

最後に、木内氏本人について、触れてみよう。
木内氏自信が言うように、彼はとても人見知りであるようです。
借りてきた猫のようになってしまうそうです。
しかし、慣れていくに従って、虎になっていくのです。

付き合いだして、慣れていくと、
彼の味は、ジワジワと染み出てくるのである。
スルメ系人間である。そしてそれは、実にユニークな味であった。
もっと、噛みしめて、味わってみたいと思います。
近々、インタビューを行って、皆様にも是非この味をお届けしたいですね。
これからの、木内氏と、sPeaksの作品にご期待下さい。

木内達朗 キウチ・タツロウ
有限会社東京目印代表/CALIFORオーナー
東京イラストレーターズソサエティ会員 柴犬人会会員

国際基督教大学生物科では、材料が安いから君はこれにしなさいと言われ、ゴキブリを飼育して卒論を書く。生物学における理想と現実のギャップに憮然として渡米。イラストレーションの勉強を始める。1992年に帰国、以後フリー。2001年、目黒通りにビンテージコレクタブルショップ『CALIFOR』をオープン。

インタビュー:卒業生は今

1966 東京生まれ
1988 国際基督教大学教養学部生物科卒
1991 アートセンターカレッジオブデザイン イラストレーション科卒
2001 有限会社東京目印設立 『CALIFOR』をオープン
2001 玄光社イラストレーションNo.129に特集「ミュージシャンのビジュアル戦略」
2001 玄光社イラストレーションNo.130に特集「異邦人のまなざし」+表紙
2002 玄光社イラストレーションNo.136に特集「イラストレーターの仕事場デジタル化計画」
2003 MdN Photoshop技芸全書「版画タッチの素材感が生きた非日常の風景」
2003 玄光社ムックデジタル・イラストレーション「Expression3Jで描く」

主な仕事
L’arc en Ciel Realive Tour パンフレットビジュアル ソニー
朝刊連載小説挿絵 新・地底旅行(2002.09.01-2003.06.30)  朝日新聞社
その他装画装丁、文芸誌挿絵多数

絵本 THE LOTUS SEED Harcourt Brace & Company, U.S.A.
絵本 THE SEASONS AND SOMEONE Harcourt Brace & Company, U.S.A.
絵本 TSUBU the Little Snail Simon & Schuster, U.S.A.
絵本 MYSTERIOUS TALES OF JAPAN Putnam, U.S.A.
絵本 THE FOX MAIDEN Simon & Schuster, U.S.A.
絵本 The Eagle’s Gift Putnam, U.S.A.
絵本 氷河ねずみの毛皮 冨山房
絵本 そこからはじまる 学研
絵本 蟹塚縁起 理論社
絵本 犬は人が好き。 学研
歌画集愛を想う 東直子・著/ポプラ社 
絵本 ハッピーバースデイ、ココ oneones著 ポプラ社

受賞作品
1991 ロサンジェルス・ソサエティオブイラストレーターズ銅賞
1993 ニューヨーク・ソサエティオブイラストレーターズ入選
1994 ボローニャ国際絵本原画展入選
1994 ニューヨーク・ソサエティオブイラストレーターズ入選
1994 コミュニケーションアーツ・イラストレーション年鑑優秀賞
1995 ニューヨーク・ソサエティオブイラストレーターズ入選
1995 コミュニケーションアーツ・イラストレーション年鑑優秀賞
1996 ニューヨーク・ソサエティオブイラストレーターズ入選
1999 ニューヨーク・ソサエティオブイラストレーターズ入選
2000 ニューヨーク・アートディレクターズクラブ入選
2003 ニューヨーク・ソサエティオブイラストレーターズ入選
2004 アメリカン・イラストレーション23 Selected

展覧会
1991 イラストレーションウエスト30 ロサンジェルス
1993 オリジナルアート’93 ニューヨーク
1993 イラストレーターズ36 ニューヨーク
1994 ボローニャ国際絵本原画展 板橋美術館
1995 宮沢賢治絵画館 三越美術館
1996 オリジナルアート’96 ニューヨーク
2000 イラストレーターズ42 ニューヨーク
2004 『犬は人が好き。』展 Grey
2004 Dialogue: Fine Art of Conversation

クライアント 日本
NHK 講談社 文芸春秋 学習研究社 新潮社 朝日新聞社 集英社 小学館 他

クライアント 海外
Harcourt Brace & Company Putnam  Simon & Schuster
New Yorker Allied Irish Bank  Travel & Leisure Random House
Farrar Straus & Giroux Washington Post 他

Click here to read the ArtFace article : Tatsuro Kiuchi

1966 Born in Tokyo
1988 B.A.in Biology, International Christian University, Tokyo
1991 B.F.A.in Illustration with distinction, Art Center College of Design
2002 A member of Tokyo Illustrators Society

Books and Magazines
Sports Graphic NUMBER / Bungeishunju, Japan
Radio New Basic English / NHK, Japan
THE LOTUS SEED / Harcourt Brace & Company, U.S.A.
THE SEASONS AND SOMEONE / Harcourt Brace & Company, U.S.A.
TSUBU THE LITTLE SNAIL / Simon & Schuster, U.S.A.
THE FOX MAIDEN / Simon & Schuster, U.S.A.
THE EAGLE’S GIFT / Putnam, U.S.A.
HYOUGANEZUMI NO KEGAWA / Fuzambo, Japan
MYSTERIOUS TALES OF JAPAN / Putnam, U.S.A.
THE TWILIGHT OF MAGIC / Simon & Schuster, U.S.A.
SOBANIITEAGERU / Genseirin, Japan
SOKOKARA HAJIMARU / Gakken, Japan
DOGS LOVE PEOPLE / Gakken, Japan
The New Journey to the Center of the Earth / Asahi newspaper, Japan

Awards and Recognition
1991 Bronze Medal, Society of Illustrators of Los Angeles
1993 Society of Illustrators Original Art ‘93 Annual
1994 Bologna International Children’s Book Art Annual
1994 Society of Illustrators 36th Annual
1994 Communication Arts Illustration Annual 35
1995 Society of Illustrators 37th Annual
1995 Communication Arts Illustration Annual 36
1996 Society of Illustrators Original Art ‘96 Annual
2000 Society of Illustrators 42th Annual
2000 Art Directors Club New York Annual
2003 Society of Illustrators 45th Annual
2004 American Illustration 23 Selected

Exhibitions
1994 Bologna International Children’s Book Art Exhibition, Italy
1995 Kenji Miyazawa Original Art Exhibition, Japan
2004 “Dogs love people.” Exhibition, Japan.
2004 Dialogue: Fine Art of Conversation

Clients in Japan
NHK, Kodansha, Bunshun, JAL, NEC, Sony, Asahi newspaper, etc

Clients in U.S.A.
Harcourt Brace & Company, Putnam, Simon & Schuster, Farrar Straus & Giroux, etc

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